中学受験の通信教育とオンライン塾を比較|費用と向く子の特徴

家庭教師・個別・オンライン

中学受験を考え始めると、多くの家庭がまず「塾に通わせるべきか」で立ち止まります。送り迎えの負担や高い月謝を思うと、通信教育やオンラインで進める道はないかと探し始める方も少なくありません。

一方で、通信教育とオンライン塾は名前が似ていても中身がかなり違います。自宅で教材を解き進めるものと、講師の授業を画面越しに受けるものとでは、向く子も費用も分かれます。どちらを選ぶかで、3年間の学習の形そのものが変わってきます。

この記事では、通信教育とオンライン塾の違いから、Z会や進研ゼミなど主なサービスの特徴、費用の相場、向く子のタイプ、そして難関校を狙うときの併用のしかたまでをまとめました。わが子に合う学び方を決める前に、落ち着いて読み比べてみてください。

中学受験の通信教育とオンライン塾の違い

通信教育とオンライン塾は、どちらも自宅で完結する点は同じですが、学習の進め方はまったく別物です。ここでは、両者と通塾塾がどこで分かれるのかを見ていきます。

通信教育は自宅で教材を進める学習形式

通信教育は、届いた教材や配信されるデジタル教材を、子ども自身が計画に沿って解き進める形です。決まった授業時間はなく、家庭の生活リズムに合わせて学習の時間帯を選べます。

添削指導や月ごとのテストで理解度は確認できますが、その場で講師に質問することはできません。わからない問題に当たったとき、自分で解説を読んで乗り越える力が前提になります。だからこそ、自分で机に向かえる子には無駄がなく、費用も抑えやすい選択肢です。まずはわが子が一人で教材を進められるタイプかどうかを、日ごろの家庭学習の様子から見極めてみてください。

オンライン塾は講師の授業を画面越しに受ける形式

オンライン塾は、講師の授業をリアルタイムまたは録画の映像で受ける形です。決まった時間に配信される授業に出席したり、個別指導なら講師と画面越しに1対1でやり取りしたりします。

わからないところをその場で質問できるので、つまずきを持ち越しにくいのが強みです。双方向の個別指導タイプなら、通塾塾に近い手厚さを自宅で受けられます。移動が不要なぶん、送り迎えの時間や交通費もかかりません。録画で配信される授業なら、聞き逃した部分を後から何度でも見返せます。質問しながら進めたい子や、家庭では解説しきれないと感じる場合は、オンライン塾を軸に検討するとよいでしょう。

通塾塾との違いは移動時間と拘束時間の少なさ

通塾塾との一番の違いは、教室まで通う時間と、その場に拘束される時間がないことです。週に何度も夜遅くまで通う生活は、子どもにも保護者にも大きな負担になります。

移動に使っていた時間をまるごと学習や休息へ回せる点が、通信教育とオンライン塾の最大の利点です。 低学年のうちは特に、睡眠や遊びの時間を削らずに受験勉強を始められます。送迎のために親の予定を空ける必要もなくなり、共働きの家庭でも続けやすくなります。まずは通塾にかかる往復時間を書き出し、その時間を自宅学習に置き換えられるか考えてみましょう。

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中学受験向けの主な通信教育とオンライン塾

中学受験に対応した通信教育とオンライン塾は数多くありますが、代表的なサービスは特徴がはっきり分かれています。ここでは、主な4タイプを横並びで確認します。

サービス 形式 難易度の目安 特徴
Z会中学受験コース 通信教育 難関〜最難関 添削と映像で難関校まで対応
進研ゼミ 考える力・プラス 通信教育 中堅〜上位 基礎固めと考える力の育成
スタディサプリ小学講座 映像授業 基礎〜標準 映像授業を低価格で見放題
オンライン専門塾・個別 オンライン塾 標準〜難関 双方向で質問しながら学べる

Z会中学受験コースは難関校対応の通信教育

Z会の中学受験コースは、通信教育のなかでも難関校まで狙える手ごたえのある教材です。テキストに映像授業と添削指導が組み合わさり、自宅にいながら深い理解を積み上げられます。

トータル指導プランなら、単元ごとに映像で学び、練習問題と月例テストで定着を確かめる流れになっています。要点集中プランを選べば、負担を絞って必要な単元だけを進めることも可能です。自走できる子であれば、この教材だけで最難関校の合格を勝ち取る例もあります。難関校を視野に入れているなら、まずは資料や体験教材で問題の難易度を確かめてみてください。

進研ゼミの中学受験講座は基礎固めに向く通信教育

進研ゼミの「考える力・プラス 中学受験講座」は、中堅から上位校を目指す家庭の基礎固めに向いています。学校の勉強の延長で、思考力を問う入試問題に慣れていける設計です。

Z会の中学受験コースほど難度は高くなく、受験勉強の入口として取り組みやすいのが持ち味になります。4年生から6年生まで受講費が変わらないため、家計の見通しも立てやすくなっています。紙の教材で手を動かして考える問題に慣れられるのも、この講座の持ち味でしょう。まずは基礎を固めてから塾を検討したい家庭にも合います。子どもがどの程度の難度なら前向きに続けられるかを、教材見本で見比べてみましょう。

スタディサプリは映像授業を低価格で受けられる

スタディサプリの小学講座は、プロ講師の映像授業を低価格で見放題にできるサービスです。1本が短い授業を、理解できるまで何度でも繰り返し再生できます。

中学受験に特化した教材ではありませんが、苦手な単元の復習や先取りに役立ちます。月額2千円台という価格は、ほかの通信教育やオンライン塾と比べても際立って安い水準です。テキストは無料のPDFで使え、紙の冊子が必要なら1冊単位で買い足せます。通信教育や塾の補助として、弱点だけを映像で埋める使い方も向いています。まずは無料体験で授業の相性を確かめ、どの単元を補うかを決めてから取り入れてみてください。

オンライン専門塾は双方向の個別指導で通塾に近い

中学受験を専門にするオンライン塾や、オンライン個別指導は、双方向のやり取りで通塾塾に近い指導を受けられます。講師と画面越しに1対1で進めるため、その場で質問して疑問を解消できます。

一人ひとりの志望校や弱点に合わせて、指導内容や進度を調整してもらえるのが強みです。集団授業についていけるか不安な子や、家庭では教えきれない難問に対応したい場合に力を発揮します。通塾の手厚さは欲しいが送り迎えは避けたい、という家庭の受け皿になります。無料相談や体験授業を使い、講師との相性と指導の丁寧さを見極めてから契約しましょう。

中学受験の通信教育とオンライン塾の費用

通信教育とオンライン塾を選ぶ大きな理由の一つが、通塾より費用を抑えやすいことです。ここでは、主なサービスの費用相場を通塾塾と並べて確認します。

学び方 費用の目安(月額・税込) 備考
スタディサプリ小学講座 約2,000円 12か月一括で月1,815円
進研ゼミ 中学受験講座 約7,480円 4〜6年で同額
Z会中学受験コース(6年・4教科) 約25,000円 要点集中プランは約半額
オンライン専門塾・個別 2万〜6万円台 難関コースは6万円超も
通塾塾(大手集団・6年) 8万〜10万円台 年90万〜120万円

通信教育の費用は月額2千円から2万円台

通信教育の費用は、サービスと学年によって月額2千円から2万円台まで幅があります。映像中心で軽いものは安く、添削や難関対応が付くほど高くなる仕組みです。

スタディサプリ小学講座は月2千円台、進研ゼミの中学受験講座は月7千円台が目安になります。Z会の中学受験コースは6年生の4教科で月2万5千円ほどですが、要点集中プランなら半額程度に抑えられます。いずれも通塾塾より大きく安く、複数を組み合わせても月額は読みやすくなっています。まずは候補のプランごとに年額を出し、家計に無理のない範囲かを確かめてみてください。

オンライン塾の費用は月額1万円から6万円台

オンライン塾の費用は、指導の手厚さによって月額1万円から6万円台まで開きます。映像を見るだけの形は安く、双方向の個別指導になるほど高くなります。

低価格の映像型オンライン学習なら月数千円から始められますが、中学受験対策の個別指導では月2万円から6万円台が中心です。難関校を狙う専門コースでは、月6万円を超える場合もあります。授業回数を増やすほど月謝は上がるため、週に何回の指導が必要かで総額は変わります。それでも週に何度も通う集団塾よりは抑えやすい水準です。受けたい指導が映像で足りるのか、個別のやり取りが必要なのかを先に決めてから、料金プランを比べましょう。

通塾塾より費用を抑えやすい理由は固定費の少なさ

通信教育とオンライン塾が安くなるのは、教室や講師にかかる固定費が少ないためです。通塾塾は校舎の維持費や多くの講師の人件費を月謝に上乗せせざるを得ません。

月額で見ると、通信教育やオンライン塾は通塾塾のおよそ半額から数分の1に収まります。 大手集団塾は6年生で年90万から120万円ほどかかり、3年間の総額は200万円を超えることも珍しくありません。通信教育やオンライン塾なら、同じ3年間でもその一部で済む場合があります。わが子の受験にかけられる予算を先に決め、その枠から学び方を逆算してみてください。

費用は学年が上がるほど高くなる

通信教育もオンライン塾も、学年が上がるほど費用は高くなる傾向があります。学習量が増え、入試実戦の演習や志望校別の対策が加わるためです。

注意

安さだけで契約しても、続けられなければ費用は無駄になります。オプション教材や専門塾との併用を重ねると総額は膨らむので、6年生までの見通しを立ててから始めてください。

Z会の中学受験コースでも、3年生と6年生では月額が1万円近く変わります。低学年で安く見えても、6年生の負担まで含めて総額を試算しておくことが大切です。料金は年度ごとに改定されるため、契約前に必ず各社の公式サイトで最新額を確かめましょう。

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中学受験で通信教育とオンライン塾が向く子

同じ通信教育やオンライン塾でも、子どもの性格によって合う合わないが分かれます。ここでは、それぞれがどんなタイプの子に向くのかを見ていきます。

自分で計画を立てて進められる子は通信教育に向く

通信教育は、自分で計画を立てて机に向かえる子に向いています。決まった授業時間がないぶん、いつ何を進めるかを自分で管理する必要があるためです。

自分で計画を立てて解き進められる子ほど、通信教育の費用対効果は高くなります。 逆に、そばで見ていないと手が止まる子の場合は、教材がたまってしまいがちです。毎日決まった時間に机へ向かう習慣がある子ほど、通信教育は力を発揮します。低学年のうちは、保護者が学習の予定を一緒に組む支えがあると続きやすくなります。わが子が一人でどこまで進められるかを、1週間ためしに任せて見きわめてみてください。

質問しながら進めたい子はオンライン塾に向く

オンライン塾は、わからないところをその場で質問して進めたい子に向いています。一人で解説を読むより、講師に教わったほうが理解が早いタイプの子です。

POINT

自走できる子は通信教育、質問しながら進めたい子はオンライン塾が基本の目安です。迷ったら、まず家庭学習で一人で解けているかどうかを判断の軸にしてください。

双方向の個別指導なら、つまずいた瞬間に質問できるので、苦手を持ち越さずに済みます。集団授業では置いていかれないか心配、という家庭にも合います。体験授業で子どもが講師にきちんと質問できるかを見て、続けられそうか確かめましょう。

塾なしで進めたい家庭も通信教育とオンラインで両立できる

塾に通わせない方針の家庭でも、通信教育とオンラインの組み合わせで中学受験に対応できます。基礎は通信教育で固め、質問が必要な単元だけオンラインで補う形が現実的です。

塾なしの受験は保護者の関わりが増えますが、費用と時間の負担は大きく減らせます。子どもの得意な科目は通信教育で自走させ、苦手な科目だけオンライン個別を足すと効率的です。保護者が丸つけや進度の管理を担えるかどうかが、塾なしを続けられるかの分かれ目になります。塾なしで進めるときの具体的な進め方は、次の記事も参考になります。まずは家庭でどこまで支えられるかを話し合ってから方針を決めてください。

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通信教育とオンライン塾で難関校を狙う方法

通信教育やオンライン塾だけで、難関校まで狙えるのか気になる家庭は多いはずです。ここでは、単独で狙える条件と、通塾塾を組み合わせる現実的な方法を確認します。

通信教育やオンライン塾だけで難関校に合格する子もいる

通信教育やオンライン塾だけで、難関校に合格する子は実際にいます。Z会の中学受験コースのように、難関校の出題水準に対応した教材がそろっているためです。

Q. 塾に通わず、通信やオンラインだけで難関校を狙うのは無理があるのでしょうか。
A. 無理とは言い切れません。自分で計画的に学べる子で、教材を最後までやりきれるなら、通信やオンラインだけで難関校に届く子もいます。ただし親の伴走や進度の管理は欠かせません。

ただし、これは自分で学習を管理できる子に限られる話です。教材をやりきる粘りと、模試で立ち位置を確かめる習慣が前提になります。難関校を単独で狙うなら、まず模試を受けて合格圏との距離を把握してみてください。

難関校志望は専門塾やオンライン個別との併用が現実的

難関校を本気で狙う多くの家庭では、通信教育に専門塾やオンライン個別を組み合わせています。基礎と演習を通信で回し、志望校対策や弱点だけを個別で補う形です。

難関校を狙うなら、通信やオンラインで基礎を固め、弱点だけを個別で補う併用が現実的です。 すべてを通塾塾に任せるより費用を抑えつつ、必要な手厚さは確保できます。6年生から志望校別の対策だけを個別で足せば、費用の山を後ろにずらせるでしょう。過去問の解き方や記述の添削など、独学で詰まりやすい部分をオンライン個別に任せる家庭も増えています。わが子の弱点を洗い出し、そこだけを補える指導を選んで組み合わせてみましょう。

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中学受験を考える家庭に向けて、オンライン家庭教師の仕組みと対面との違いを見ていきます。地方でも一流講師に習えるメリットから、集中維持や機材と…

まとめ

中学受験の通信教育とオンライン塾は、自宅で完結する点は同じでも中身が分かれます。通信教育は自分で教材を進める形、オンライン塾は講師に教わる形で、向く子も費用も変わってきます。

費用はスタディサプリの月2千円台から、Z会や個別指導の月2万円以上まで幅があります。それでも通塾塾の年90万円以上と比べれば、通信教育とオンライン塾は大きく抑えやすい選択肢です。料金は年度ごとに改定されるので、契約前に各社の公式で最新額を確かめてください。

難関校も、自走できる子なら通信やオンラインだけで狙える一方、多くの家庭は専門塾や個別との併用を選んでいます。まずはわが子が一人で進められるタイプかを見きわめ、そこから学び方を選んでみてください。

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